この記事ではこんな疑問にお答えしています。
- 工場で働いてみたいけど、どんな雰囲気かな?
- 工場で働いている人はどんな人がいる?
- 自分は工場で働けるのだろうか?
工場で働いたことがない人にとって、工場の働き方や人間関係が分からない人は多いのではないでしょうか。
この記事では工場で働いてみたいと思っている人に対して、仕事の雰囲気や人間関係についてのあるある話を伝えていきます。
工場で13年間働いてきた僕が、工場で働いている人なら「あるある」と共感できるものばかりを集めました。
工場で働くリアルな内容がイメージできますよ。
工場勤務あるある【仕事・人間関係編】
まずは工場勤務あるある仕事編から始めます。
13年間、工場で働いた経験を伝えていくので、工場勤務のリアルな実態が見えてくると思います!
工場について知りたい方は参考にしてください。
1.仕事が始まるのが早い
会社にもよりますが朝8時〜夜17時までの8時間労働。
デスクワークの会社なら朝9時からの会社が多いと思いますが、1時間も早いと早起きが辛く感じる人もいるかもしれません。
しかし、そのぶん早く帰ることができます。
通勤時間にもよりますが、最速で帰ると17時半には家に帰ることも可能です。
2.朝からラジオ体操をやるのが憂鬱
工場の朝はラジオ体操からはじまります。
工場の仕事は体を動かす仕事が多いため、準備運動は大切です。
ラジオ体操を適当にやってしまうと体の動きが悪かったりするので、案外あなどれません。
これも人事評価の一つに入っているので要注意!
近所のおばちゃんも一緒になってやっていたりする所がウケるポイント。
3.毎朝ナゾの朝礼がある
今日1日の仕事内容を報告する集会みたいなものです。
しっかり聞いていないといけませんが、朝から仕事の話をされても耳に入ってきませんよね。
実際は誰も聞いていなかったり。
4.しかも「今日もゼロ災でいこー、よしっ」の掛け声つき
仕事が始まる前は毎日「今日もゼロ災でいこー、よしっ」と全員で言うことから始まります。
確かに怪我することは怖いですが、この掛け声を言ったから怪我がなくなることはありませんでした。
これは上司の自己満の世界。
5.機械の点検作業は◯しかつけない
機械を動かす前は保守点検をしてから使うことになっています。
しかし点検を毎日行うのが意外と大変なので、やったことにして記入欄に◯だけつけていることがほとんどです。
みんなコッソリとサボっていますよね。
6.時間が過ぎるのが遅い
ライン作業の場合は時間が過ぎるのがとても遅いです。
単純作業をやっていると、ものすごい長い間仕事している感覚になりますが、実際には全然時間がたっていないのは良くある話。
7.時計を見るとがっかりする
そして時計を見ると、ものすごくガッカリします泣。
新人の頃は、
「そろそろ30分くらいたったかな?」
と思ったら・・・。
「えっ!?さっきから10分しかたってないの?!」
というのはよくある話。
時計を見てはいけないプレイが流行ります。
8.搬送車が走るたびに「サ◯エさん」の音楽が鳴る
フォークリフトが走るたびに『サ〜ザ○〜さん、サ◯エさん〜』
と音楽が鳴るので、初めの頃は違和感しかありません。
例えるなら、遊園地にあるパンダのバッテリーカーに乗っている気分。
ちなみに、他の機械も音楽付きのマシンがあるのがこちら
生産機➡︎「森のク◯さん」
天井クレーン➡︎「大きな栗の◯のしたで」
見た目によらず、可愛い音楽が鳴るのが萌えポイントです。
9.搬送車の音楽が頭から離れない
結果、仕事が終わっても音楽が頭から離れなくなります。
帰宅中に口ずさんでいたら、
あなたはもう立派な工場プレイヤーです。(キリッ!)
10.大型連休が長い
工場の大型連休は長いのが特徴的です。
多いときで10連休とかも普通にあります。
その代わりに祝日が無かったり土曜日が出勤だったりするので、年休は他の会社と変わらなかったりしますが。
平均して年間115日〜120日は休めるので多い方かと思います。
11.仕事でミスしても怒られない
1回や2回のミスでは意外と怒られません。
たとえミスしても、
『大丈夫か?次は気をつけな』
と言われて心配されることもあります。
でも3回4回と同じミスばかり繰り返してしまうと、すみっこに追いやられてしまうので要注意。
12.工場は本気で暑いor寒い
工場の中は本当に暑い!
or
本当に寒い!
- 夏の平均気温➡︎42度
- 冬の平均気温➡︎2度
『夏と冬の温度差が40度かよ!!』
と思った方は鋭いです。
冬はまだ耐えられますよ?
夏はZIGOKU。
13.夏なのに作業着は長袖
基本的に工場の作業着は長袖だけが支給されます。
要は怪我防止のために夏でも長袖を着なければいけません。
夏に長袖を着るなんて考えられないですよね。
僕も慣れるまでに時間がかかりなした。
事務所の社員が半袖で工場に入ってきた時には恨みを持った顔で見てますよw
きっと。
14.腕まくり禁止なのにコッソリ腕まくり
でもちょっとヤンチャな社員なんかはコッソリ腕まくりしています。
その反発心っていうのが入社したばかりの頃はカッコよく見えるものです。
15.怪我をしてもみんな隠したがる
工場の仕事というのは怪我がつきものです。
ちょっとした切り傷なんかも『赤チン災害』という名目でカウントされてしまうので、怪我をしても隠したがります。
16.ケガがバレて全社員の見せしめにされる
でも、噂が広まって誰かが上司にチクるんでしょうね。
『なぜ怪我をしたのか?』
『どうしてこうなったのか』
を全社員の前で発表されて、見せしめにされるのです。
穴があったら入りたい気持ちになりますよ。本当に。
17.安全第一という名の生産第一
ひどい時は、怪我をした社員を差し置いて、生産を止めるのを嫌う上司もいました。
『なんだよ!安全第一とか言っておきながら結局は生産が大事かよ!』
って気分になります。
ブラック上司認定ですね。
18.ヘルメットをかぶっていると蒸れてハゲる説が浮上する
安全上、工場ではヘルメットを常にかぶっていなければいけないのですが。
夏になると、ヘルメットの中がものすごい蒸れるんですよ。
『あの人やたらハゲてるけど、ヘルメットをかぶってるかららしいぜ?』
『オレらも、将来ああなるのかな』
という会話が出てきます。
※実際には関係ありません。
19.保護具をつけないことがカッコイイ雰囲気がある
ベテランの社員になるほど、素手で仕事したり保護具をつけないで仕事しています。
会社的にはNGなんですが、
『こだわって仕事してるんだぜ?』
みたいなオーラが出てるんですよね。
はい、保護具はちゃんとつけましょうね。
20.残業が当たり前
工場ではどこも残業が当たり前です。
普通に残業規制まで働く会社も珍しくはないので、残業代で稼げます。
残業0の会社でも交代勤務などをやっているので、夜勤手当でガッポリ稼げるので、
平均年収よりも稼げたりします。
21.仕事中にトイレに行けない
ライン作業の場合は工程を止めるわけにはいかないので、仕事中にトイレに行けません。
そのプレッシャーもあって、
『さっきトイレに行ったのに、またしたくなる現象』が起きてきます。
22.休憩時間になるとトイレ渋滞がおきる
みんなが一斉にトイレに向かうので、休憩時間はトイレ渋滞がおきます。
高速道路のサービスエリアのトイレみたいな感じ。
23.外の喫煙所がいつも満員
基本的にはタバコを吸っている人が多いです。
しかも喫煙所が外にあることが多いので、寒い日でも満員。
24.食堂のご飯が安い
工場のお昼は食堂があることが多いです。
毎日暖かいご飯を食べられるのは、ありがたいこと。
社割で格安に食べられるのもポイントが高いです。
25.持病持ちの人が多い
ベテランの社員になってくるほど持病持ちが多いです。
みんなストレスで病気にかかっているのかな?と思ってしまうほど。
何よりも健康って大切ですよね。
26.特に腰痛、ヘルニア関係
現場作業の方は、特に腰痛やヘルニアを持っている人が多いです。
重量物を持ち上げることが多いので仕方ないと思います。
10kgは平気で持たないといけないので注意が必要です。
27.帽子、マスク、飛散防止ゴーグルをつけてると誰かわからない
安全上のため、帽子もしくはヘルメットをかぶることがルールになっています。
『ヘルメット、保護マスク、飛散防止ゴーグル』をつけると変出者にしか見えないのが辛い。
28.作業靴が蒸れて臭くなる
作業靴って重くて通気性が悪いんですよね。
- 重い
- 蒸れる
- 履きにくい
の3点セット。
夏のロッカーに靴を入れているとマジで悲惨。
29.作業着で出勤
僕たちの正装といえば作業着しかありません。
したがって作業着で出勤することは定番中の定番です。
慣れてしまえば、着替えなくてもいいのはかなり楽。
作業着は全て会社支給なのでスーツ代やクリーニング代もかかりません。
楽の一言。
30.長年勤めり or すぐ辞めるかのどちらか
特殊な仕事なだけに、合う人はとことん合うし、合わない人はすぐに辞めていきます。
3年以上、勤めることができれば向いていると思います。
31.初めてみる機械ばかりで驚く
初めての工場見学で
『こんな仕事もあったんだ!』
と驚くことはかなり多いと思います。
実際に僕ですら他の工場に行ったときは、初めてみる機械なども置いてあるので、驚くことばかり。
そこで興味が出れば、楽しく仕事ができること間違いなし!
32.休憩時間はスマホゲームかギャンブルの話が中心
休憩時間は、ひたすらゲームの話かギャンブルの話しかしていません。
同じ属性の人が多いので、自然と趣味が合うんでしょうね。
ちなみに僕はスマホゲーム派
33.ベテランの職人さんが怒ると激しく怖い
ベテランの職人さんって、昭和初期の苦しい時代を生き抜いて来た人たちなので、怒るととてつもなく怖いです。
普通にハンマーを投げつけられたこともありました。
でもそんな職人さんがいるからこそ、職場が引き締まったりします。
34.工場の音が大きいのでオナラしても気づかれない
機械の音ってかなり大きいので、普通の声では聞こえなかったりします。
なので、オナラしても音がかき消されて気づかれません。
でも、臭いまでは隠せないので結果バレますw
35.出会ったことのない高レベルのオタクがいる
なんか、アニメの世界に出てきそうな感じ?
本当にいるんですね。
36新入社員は必ずパチスロに連れていかれる
もはや、新入社員の歓迎会みたいなもん。
やれば簡単に儲かるというダメな教育事例ですよねw
37.社員の半分以上がギャンブル依存症
こうしてギャンブル依存症がまた一人誕生するわけです。
給料日に全部なくなったとかは普通のはなし。
38.見た目はイカツイけど中身は優しい
ぜったい若い頃ヤンチャしてたでしょ!って人ほど仕事ができて中身が優しい。
そしてコッソリ仕事を手伝ってくれたりします。
『お前が忙しそうだったからやっておいたわ!!』
とか言ってきた時には。
『ツンデレかw!』
ってツッコミ入れたくなります。
やっぱり人間見た目じゃないですよね。うん。
39.そんな人に限って仕事終わりにお菓子くれる
そんな人ほど打ち解けた時の心強さは異常。
『なんか今日疲れてたな。これやるわ!』
とか言って仕事終わりにお菓子くれます。
これまたお菓子ってところが可愛いポイントw
40.慣れてくるとみんなタメ口
こんな人たちでも慣れてくるとタメ口になってたりします。
長年勤めていると、先輩後輩なんてあまり関係ないですよね。
本当に人間関係って大事。
41.機械と自分のタイマン
工場の仕事というのは、機械を相手にしてどれだけ生産効率をあげることができるかの真剣勝負みたいなものです。
人と関わることが少ないので楽なところもありますが、
機械をいかに使いこなすことができるかが鍵になってくるので、
機械と自分の真剣勝負みたいなところもあります。
でもそれがやりがいがあって楽しかったりするんですけどね。
工場勤務あるある【女性・男女関係編】
ここからは、工場勤務あるある女性編をつたえます。
工場で働く女性なら一度は経験することばかりなので、参考にしてください。
42.女性社員はやたらモテる
力を込めて言いますが、
女性社員は本当にモテます!!
工場の環境って、男9:女1の高校みたいなイメージ。
数少ない女性社員を巡って男たちのバトルが繰り広げられるのはよくある話。
社員同士で仲が悪くなってしまうなんて事もあります。
43.重い荷物は男性が率先して運んでくれる
「こんな重い荷物は運びたくないな」
と思っていたら、勝手に男性社員が運んでくれます。
いつも強面な表情をしている人でも女性に対しては優しさ100
44.簡単で楽な仕事を任されやすい
女性社員の仕事は基本的に、簡単で楽な仕事が多いです。
仕事ができなくて困っている時でも、男性社員に聞けば優しく教えてくれます。
女性というだけで、優遇されている環境。
45.若手の男性社員キラーがいる
女性にも誰でも構わず手を出す人もいるんですよね。
なんかもう男ばかりに囲まれていると、感覚が麻痺してくるんですよね。
きっと。
46.工場長より、パートのおばちゃんの方が権力を握ってる
さすがの工場長もパートのおばちゃんには敵わないみたいですね。
工場ではベテランの女性社員が男性社員より強くなってしまうので権力が逆転しています。
47.パートのおばちゃんに気に入られれば勝ち
したがって、工場長に気に入られるよりもパートのおばちゃんに気にいられる方が仕事がやりやすかったりします。
おばちゃんパワーは絶大。
48.用事もないのに事務所に行きたがる
その女性社員の気を惹くために用事もないのに事務所に顔を出したり、
仕事できるんだぞアピールをするんですよね。
本当にわかりやすい。
49.そして保険屋のおばちゃんにまで群がる
もう、どれだけ飢えてるんだよ!ってね。
保険屋のおばちゃんもまんざらでもない感じがアレですね。
50.男性の間では女性社員の推しメンがいる
男性社員の間では、
「誰が一番かわいい?」
という話題がかならず出てきます。
同じ社員の推しメンがいる場合はバトル勃発。
51.かと言って女性なれしていない人が半分以上
なんだかんだ言って、女性慣れしている社員はほんの一部の話。
男子校でも、一部のイケイケな生徒以外はみんなシャイじゃないですか。
工場で働く人のほとんどが女性慣れしていないシャイな人たちなんです。
52.男だらけでも案外楽しい
男子校みたいな雰囲気はありますが、ネチネチした争いもないので、案外楽しかったりします。
身だしなみにも気を使うことないので、毎日サボボサの髪型でも問題ないです。
工場勤務あるある【夜勤編】
ここからは、工場勤務の夜勤編を始めていきます。
?下の記事は工場の夜勤をやっていたときの体験を詳しくまとめたとで、こちらも参考にしてみてください。
53. 1日中ぼーっとして眠たい
夜勤をやっている週は本当に眠たいです。
1日中ぼーっとしていて、なにをやっているかさえわからなくなってしまうほど。
集中力も散漫になっているので、怪我をしないように気をつけないといけません。
54.こっそりトイレで仮眠する
本当に眠たいときは、休憩をするふりをしてトイレで仮眠をしています。
たまに本気で寝入ってしまい、逃亡したと勘違いされた時もありましたが。
55.夜勤手当はおいしい
これだけ苦労して働いているので、夜勤手当は儲かります。
この給料に慣れてしまうと元の生活には戻れないほど。
残業していなくてもそれなりの給料がもらえるのは嬉しいですよ。
56.体調が悪くなる
夜勤をやっていると、本当に体調が悪くなってくるんですね。
- 口に吹き出物ができやすくなった
- 風邪をひきやすくなった
- 常に体が重い
夜に働くだけでもストレスがかかっているんだと思います。
57.病院代がかさんで夜勤手当が消える
その結果、病院代がかかってしまい夜勤手当が消えてしまいます。
お金を稼ぐための夜勤ですが、体を壊してしまっては本末転倒ですよね。
58.上司がいない開放感は異常
夜勤の時は上司がいないので開放感が異常です。
気楽にノルマさえこなしていればいいので、同僚と話しながら仕事をすることだって可能。
もはや、自然に返されたお猿さんと同じ。
59.夜勤明けに遊びすぎる
夜勤明けになると、やたらと元気が出てくるんですよね。
あれだけ仕事中に眠かった睡魔もどこかに消え去ってしまうんです。
ついつい遊びすぎると、寝る時間がなくなってしまい後悔することが多かったです。
60.夜勤はやるもんじゃないと後悔する
結果的に夜勤はやるもんじゃないと後悔します。
人間は朝に働くもんですよね。
工場勤務あるある:まとめ
以上が工場勤務あるある60連発です。
こうしてまとめてみると、13年間勤めた僕でも変わった職場だなと思ってしまいます。
とは言っても、なんだかんだ慣れてしまえば働いやすい環境だと思うので、これだけ長い間続けてこれたのだと思います。
工場で働くことを検討されている方は、『工場勤務あるある』を参考にしてみてはいかがでしょうか。