この記事ではこんな疑問に対してお答えしています。
- 工場勤務は毎日残業でうんざり!
- 残業なしの工場なんてあるの?
毎日残業ありきの生活なんてうんざりだ!
こんな生活を送っていませんか?
実際に僕も、残業100時間の工場で働いていた経験があります。
時間や残業に追われる毎日は本当に苦痛で生きている心地がしなかったのです。
このような工場で働いていても、人生が楽しいと言えるのでしょうか。
結論。
自分で環境を変えていくしか方法はありません。
そこで今回は、残業ありきの工場を脱出する方法を教えます。
この記事では、残業100時間の中小企業と残業10時間の大企業の工場を経験した僕が、
工場の残業の仕組みや、残業ゼロの工場の見分け方について徹底解説します。
毎日残業になりやすい工場の特徴3つ
どんな工場は残業が多いのかな?
残業になりやすい工場の特徴は3つあります。
ちなみに、昔働いていた工場は全て当てはまっています。
>>【体験談】残業が月150時間こえるブラック企業で働き続けた生活
社員数が100人以上の中規模の工場
社員の人数が100人〜200人ほどの中小企業は最も残業が多い工場です。
「中規模の工場ともなると、そこそこ大きい工場だから、残業対策くらいはしているんじゃないの?」
こんなことを思う人も多いと思います。
しかし、そこには大きな罠があります。
中規模の工場になると工場本体を維持しているだけでも大きなコストがかかっています。
そのコストの支払い以上の売り上げを達成しなければいけないので、自然と仕事量が多くなってしまいます。
その結果。残業ありきの工場になってしまうのです。
中規模の工場ほど、残業をごまかしながら仕事をこなしているので注意が必要です。
実際に、中規模工場で働いている友人が5人いますが、
全員が残業が多いという悩みを抱えていました。
多能工化という人員不足の穴埋め
多能工化(たのうこう化)とは、
一人でいくつもの工程のスキルを習得することで、仕事量に合わせて違う工程で働くことができる社員のことを言います。
一言で言うなら、便利屋ですね。
中小企業ではこの多能工化は当たり前にこなさなければいけません。
しかし、この多能工化では会社側には大きなメリットになりますが、社員の負担がものすごく大きくなってしまいます。
カンが鋭い方なら、もうお分かりですね。
多能工化を習得してしまった社員は、常に忙しい工程に回されてしまい、残業ありきな仕事になってしまうのです。
実際に僕も、様々な部署で仕事していましたが、
良いようにこき使われいました。
納期管理がしっかりしていない工場
納期管理がしっかりしていない工場も毎日残業ありきの仕事で納期設定しています。
ゼッタイ無理な仕事の納期でも、
『どうせ残業するんでしょ?』
と言う考えで仕事の納期管理を行っているので、いつまでたっても仕事なんてなくなりません。
上司の考えが変わらない限りは残業ありきの仕事になってしまうので、納期管理がしっかりいていな会社は、いつまでたっても残業がなくなるはずはありません。
工場の残業の平均時間とは
工場は残業何時間なのかな?
ここでは工場勤務の残業の平均数を紹介します。
【業種別】月平均の残業数
結論:製造業は平均数は13,4時間
業種別に月平均の残業数を調べました。
製造業の残業数はそこまで多くないことがわかりますが、夜勤をやっている工場は残業0時間の場合が多いので、残業数が少なく出ていることが現状です。
夜勤をやっていない工場の場合は13.4時間では収まらないことも多いので、実際に残業が多い工場では40〜60時間やっている工場も多いのではないでしょうか。
ちなみに、昔働いていた工場では平均100時間残業をやっていました
業種 | 残業数 |
---|---|
運輸業、郵便業 | 21.4 |
情 報 通 信 業 | 14.4 |
電気 ・ ガス業 | 14 |
製 造 業 | 13.4 |
建 設 業 | 13 |
金融業、保険業 | 10.9 |
毎日3時間〜4時間残業する工場は違法
●企業の残業による法律
- 2〜6ヶ月の平均残業数が月80時間以内とする
- 月45時間をこえる残業か年6回までとする
毎日3時間・・・月60時間
毎日4時間・・・月80時間
会社に対して、このような法律があるのはご存知でしょうか。
これは国が出している『36協定』と言う法律の一部ですが、毎日残業するだけでもこの法律に違反することになります。
したがって、毎日3〜4時間残業をやっている工場は法律的に違反です。
弁護士を通して訴えてしまえば、確実に勝利が確定することがわかります。
なぜ工場は残業が多くなってしまうのか?
そもそも、工場はなんで残業が多いの?
定時で帰ればいいじゃん。
結論。
残業が多いのは、1次下請けや2次下請けの中小企業がほとんど。
仕事の納期(製品を納める期日)が短めに設定されているので残業が多くなってしまいます。
1次下請けや2次下請けの工場が多く。
仕事を受けからには納期を守ることが絶対であるために、残業ありきな仕事量になってしまうのです。
工場で残業拒否!残業を断り続けた場合
工場で残業を断り続けたらどうなるのか教えて欲しい
結論。
工場のメンバーから信頼されなくなります。
残業をやって当たり前の工場では、残業をやらないというだけで、目立つ存在になってしまいます。
というのも、残業なんてみんなやりたくはないですよね。
そんな残業を、簡単に断って自分だけ帰るなんて、周囲の社員からすると裏切りの行為になります。
想像してみてください。
全員で提出期限に間に合わせるために必死になって頑張っている中で、一人でも定時で帰ろうとすれば、
『は?なんであいつだけ定時で帰ってるの?』
という雰囲気になりますよね。
工場では全員で1つの製品を作り上げなければなりません。
しかし、1人でも欠ければその人の仕事までカバーしないといけないので、必然的に残業が当たり前な雰囲気になってしまうのです。
工場は残業をしないと稼げないの?
工場は残業をしないと稼げないって聞いたけど。
基本的には、残業をしないと給料は低いです。
しかし、残業をやりすぎると税金で給料が減ってしまうので、月に残業10時間が理想。
残業100時間やっていた頃は、基本給は高かったですが、税金でガッポリと持ってかれていたので、せっかく頑張って働いたのに全く意味がなかったです。
働けば働くほど税金と会社に給料と時間が吸い取られるされる悲しい現実。
あなたの残業を減らす3つの方法
残業が多くて困ってるけど・・・。
僕が実践した残業を減らす方法を伝えます。
仕事の改善をする
あなたの担当する仕事で、時間のかかる仕事、無駄な仕事はなんですか?
全てを改善することはとても大変です。
しかし。
時間のかかっている仕事に注目して時間を短くできる方法を探すことで、自然とあなたの残業も下がり、上司からも
『最近仕事の効率がいいな』(キラーン)
というように評価されます。
残業0の日を決める
1週間の中で、残業をしない日を決めてください。
例えば、
水曜日と金曜日は残業0の日
というように仕事があっても強制的に帰る日を作ってみてください。
実際に、会社のメンバーと交代で定時で帰る日を作れば、お互いに残業0の日を作ることができるので、1ヶ月の残業数を少なくすることができます。
働く部署を変える、工場を変える
残業を減らす努力をしているけど残業がなくならない・・・。
この場合は、あなたの部署に原因があります。
工場では、部署によって残業が少ない部署と残業が鬼のように多い部署があります。
製造現場と関係が近ければ近いほど残業が多くなる傾向にあるのではないでしょうか。
この場合、あなたが今働いている部署に問題があるので改善することはなかなか難しいです。
なら、どうすれば残業が少ない環境で働けるの?
結論。
- 上司に部署を変えてもらう
- 転職する
この2つです。
残業が多い部署というのは業務が集中していたり、人手不足が原因になってきます。
しかし、このような問題はあなた自身では解決することができません。
精神的に病んでしまう前に、上司に相談して部署を変えてもらうことで、現状を改善することができます。
それでも難しい場合は。
今の会社から転職して逃げ出してしまいましょう!
想像してみてください。
- 仕事が定時で必ず終わる幸せ
- 仕事が終わったら、遊びに行ける幸せ
世の中には、残業10時間以内の工場はたくさんあります。
あなた大切な時間を会社に奪われてしまう前に今の環境から逃げ出すことも大切です。
残業なしのホワイト工場の見分け方
残業なしのホワイト工場なんて存在するの?
残業なしの工場はたくさんあります。
実際に僕が転職活動をしていたときに見つけた残業なし工場の共通点を教えますね!
自社製品がある工場
一言でいうと大企業です。
自社製品があると、納期設定や品質管理がゆるく設定されています。
社員の人数も多いので、それぞれの役割の中で仕事を行っているので、残業が少なくなる傾向にあります。
時間やコストがかかりそうな仕事は下請け業者にお願いすることで、自社の負担を下げることも可能です。
ニッチな製品を作っている工場
生産数は少ないけど必ず必要な製品を作っている工場は残業が少ない傾向にあります。
大企業がイヤがるような小数生産をメインにしている工場は、発注納期が長くとれる場合がおおいので、納期管理がやりやすく残業が少ない傾向にあります。
実際に、僕が転職活動をしていたころは、ニッチな製品を作っている工場ほど、残業0時間が多かったです。
そこの工場で働いていた社員は、「残業0時間だからこの会社で働いている」と言っていました。
残業0時間は大企業か小企業の2択
実際に、残業0時間で働ける工場は、
- 残業管理がされている大企業
- 少数生産がメインの小規模な工場
この2択です。
中間企業である工場は、残業ありきの仕事をやっていることが多いことが現実です。
まとめ
工場で働いている人の多くは、残業ありきの勤務体制で困っている人が多いです。
残業が多い会社で残業を減らすことはあまりにも大変なこと。
しかし、今の環境から脱出することで、簡単に残業なしの生活を手に入れることができます。
いまの工場で働き続けるまえに、新たに行動することをオススメします。