この記事ではこんな疑問に対してお答えしています。
- 工場の給料っていくらもらえるのかな?
- 他の業種と比べて高い?低い?
- 高卒・大卒で年収のちがいはあるの?
これから工場で働きたい人や、働てまもない人にとって、将来的に年収がいくらもらえるようになるのか気になるところですよね。
しかし、
工場勤務に対して「年収が低い」「給料がなかなか上がらない」
というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
結論から話すと、
製造業は35歳の平均年収である500万以上は稼げます。
製造業ってこんなにもらえるの!?
と思った人も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 工場勤務の年齢別年収表
- 産業の年収ランキング
- 高卒・大卒の年収のちがい
この3つについてまとめました。
13年間工場勤務をしている僕が、工場勤務のお給料や年収についてお答えします!
- 製造業35歳男性の平均年収は407.1万(残業、各種手当を含めない)
- 製造業の平均年収は519万
- 産業の平均年収ランキング第4位
- 高卒の平均年収は320万
- 大卒の平均年収は450万
工場勤務・製造業の平均年収
工場勤務・製造業の平均年収はいくらなのかな?
まずは、製造業の年齢別平均年収をまとめました。
下の表は厚生労働省より抜粋しているのでリアルなシュミレーションをすることができます。
※この表では基本給のみで年収を計算しています。
◯製造業(男性)の年齢別平均年収
年齢(男性) | 基本給 | ボーナス(4ヶ月) | 年収 |
---|---|---|---|
〜19歳 | 15.0 | 60.0 | 241.5 |
20〜24歳 | 17.0 | 68.0 | 271.2 |
25〜29歳 | 19.6 | 78.4 | 314.7 |
30〜34歳 | 22.5 | 90.0 | 361.1 |
35〜39歳 | 24.4 | 101.6 | 407.1 |
40〜44歳 | 28.0 | 112.1 | 448.5 |
45〜49歳 | 31.2 | 125.0 | 500.0 |
50〜54歳 | 34.0 | 136.0 | 544.5 |
55〜59歳 | 34.8 | 139.0 | 557.1 |
60〜64歳 | 23.1 | 0 | 278.2 |
- 平均年齢:42.6歳
- 勤続年数:15.5年
基本給だけで見てしまうと低く感じてしまいますが、工場のお給料には『残業手当・夜勤手当・技能手当』などが加算されます。
働き方によっては平均年収よりも高い金額をもらうことができるところが工場の魅力です!
この表から見ると、
5年で月収3万増えている計算になります!
【全職業】年齢別平均年収
こちらは、全職業の年齢別平均年収をまとめました。
35歳で年収500万であれば平均年収であることが分かります。
ちなみに、工場の年収は。
残業20時間で平均である500万以上の年収を稼ぐことはできます。
◯【全職業】年齢別平均年収
20歳 | 240万 |
25歳 | 335万 |
30歳 | 427万 |
35歳 | 505万 |
40歳 | 575万 |
45歳 | 643万 |
50歳 | 743万 |
59歳 | 812万 |
職業別・平均年収ランキング
製造業は他の業種と比べて、年収は低いのかな?
結論、
製造業の平均年収は4番目に高い平均年収となっています。
全体で比べてみると、意外と高い平均年収ですね。
ライフラインである『電気・ガス・水道業』関係は平均年収が高めになっていますね。
しかし、建設業を抑えての4位は決して低い年収ではないということが分かります。
1位 | 電気・ガス・水道業 | 759万 |
2位 | 金融業・保険業 | 631万円 |
3位 | 情報通信業 | 622万円 |
4位 | 製造業 | 519万円 |
5位 | 建設業 | 501万円 |
大手企業・工場勤務の平均年収
製造業の大手工場は一体いくらもらっているのかな?
やはり、世界規模で見てもトップメーカーであるトヨタの平均年収はものすごい金額になっていますね。
とはいえ、高卒や大卒の新入社員でもない限り、簡単にこのような一流メーカーに就職することはとても難しいことです。
期間工で働けば同じ一流メーカーで働くことができるので、こちらもチェックして見てはいかがでしょうか。
このように、製造業の平均年収が高いのも、大手企業が参入していることで高めになっているのは事実です。
自動車メーカーで働くことができれば、一生安泰ですね!
1位 | トヨタ | 858万 |
2位 | ホンダ | 816,8万 |
3位 | 日産 | 811,0万 |
4位 | 三菱電機 | 802万 |
5位 | デンソー | 797,8万 |
35歳、工場勤務で平均年収の500万は可能な金額です
このように、工場でコツコツ働いていれば、35歳の平均年収である年収500万以上は可能な金額になってきます。
実際に僕の初任給も手取りで15万ほどしかありませんでした。
しかし、35歳になる頃には残業代(月平均20時間)や技能手当を含めることで、手取り30万で年収500万以上はもらうことができます。
夜勤をやっている工場に関してはさらに多い給料をもらっていることになりますよ!
ちなみに、35歳で年収500万というのは平均的な金額です。
結婚して子供ができた場合は、ギリギリやっていけるかな?という感じになります。
工場勤務で10年働いた年収
工場勤務で10年働いた年収は以下のようになります。
○工場勤務10年後の年収
約240万→約400万
10年も働けば、リーダーのポジションにつく人や、出世ルートに乗る人も出てくる年齢です。
学歴によっても違いは出てきますが、一般的な生活レベルを確保できる年収まではいきます。
製造業は大卒・高卒で初任給や年収のちがいは?
大卒と高卒の給料や年収のちがいはあるの?
そこも気になるところですよね!
工場では高卒社員の割合が多いですが、両者の平均年収は以下のような金額になります。
平均年収 | 初任給 | |
高卒 製造業 | 320万 | 16.9万 |
大卒 製造業 | 450万 | 21.0万 |
初任給に関しては年齢の違いがあるので高卒の方が低くなってしまいますが、実力がついてくる頃には年収ベースでいうとほとんど同じ給料になります。
しかし、
大卒と高卒の年収が開き始めるのは、大卒の方が出世しやすいことがあります。
1度出世ルートに乗ってしまえば部長クラスまで上り詰めることができる点については大卒との年収が開いてしまうので、学歴の違いを埋めることは難しいですね。
とはいえ、
大卒の全員が出世できるわけではありません。
一般社員の場合は大卒と高卒の間に大きな開きはありませんよ!
工場で年収・給料を上げる3つのコツ
工場で年収を上げるには、何をやったら上がりやすいの?
工場で年収をあげたい場合は以下の3つが効果的です。
現場職になるので、実際に結果や行動で表すことが多いので、単純にバリバリ働いていれば給料が上がっていくというわけではないので注意が必要です。
◯年収・給料を上げる3つのコツ
- 資格を取る
- 自分から率先して働く
- 上司や同僚と仲良くする
資格を取る
工場で給料を上げるには資格を取ることが重要です。
工場のお仕事というのは資格を取ることで、スキルの証明をすることができます。
中には、資格給として月収に加算される資格もあるので年収を手っ取り早く上げるには資格を取ることがもっとも有効になってきます。
⬇️下の記事では、工場勤務にオススメな資格をまとめました。
自分から率先して働く
仕事のやり方も重要です!
仕事一つにしても、自分から動かないと何も始まりません。
会社の上司や同僚が背中を押してくれるわけではありません。
自分から難しい仕事を引き受けたり、同僚が困っている場合は手助けして上げることで、周りからの評価はどんどんあなたに集まってきます。
このように、自分から率先して働くことで、仕事の質が大きく変わってくるとともに、周りからの評価をあげることに繋がってくるのです。
上司や同僚と仲良くする
上司や同僚が『これをやったら喜ぶだろうな』と思うことを積極的にやってみてください。
というのも、人間というのは自分中心で働いています。
そこであなたが相手に尽くす行為をすることで自然と周りからの評価が高まり、あなたの評価に繋がります。
例えば、
同僚が仕事がやりきれなくて困っていたところを、先回りして手伝ってみたり。
他人がやりたがらないことに対して積極的に取り組むことも周りからしたらありがたいはず。
このように、上司や同僚と仲良くすることであなたの存在感が高まっていき自然と高評価につながってくるのです。
まとめ【初任給は低いが徐々に上がってきます】
工場勤務というのは世間から見ても決してホワイトカラーの強い職業ではありません。
しかし、コツコツと自分のスキルや実績を積み上げることで、一般的な平均年収かそれ以上の年収をもらうことは可能です。
スキルを磨くことでより良い環境の工場に転職することもできるので、積極的に狙ってみてはいかがでしょうか。
- 製造業35歳男性の平均年収は407.1万(残業、各種手当を含めない)
- 製造業の平均年収は519万
- 産業の平均年収ランキング第4位
- 高卒の平均年収は320万
- 大卒の平均年収は450万