この記事ではこんな疑問に対してお答えしています。
- 工場で必要な資格ってどんなものがあるの?
- 工場で必要な資格の難易度が知りたい
- その資格って需要があるの?
工場で働いていると、専門的な仕事が多いので資格がないとさわることも出来ない機械ばかりです。
そこで工場では資格を会社負担で取得する事ができるので、簡単にスキルアップする事ができます!
中には自己評価に有利な国家資格や、講習を受けただけで取得できる資格もあるので、積極的に取得していきたいですよね!
そこで今回は!
工場勤務のオススメな資格一覧と、その難易度を解説していきます。
工場の資格取得制度
資格を取得するためのお金って必要なのかな?
働くために必要な資格なので、全て会社負担で取得させてもらえますよ!
じゃあ、業務に関係ない資格まで取らせてくれるのかな?
基本的には普段の業務に優先して取得していきます。
しかし、基本的な資格を取り終えた後ならば、業務に近い資格ならば取得させてもらえることもあります。
工場勤務におすすめな資格7選と、その難易度とは
工場で必要なおすすめの資格を知りたい
ここからは工場勤務におすすめな資格を7個に絞って説明するよ!
資格の内容や取得難易度も確認してみてね!
クレーン運転士
クレーン運転士とは、クレーンを操作するために必要な資格です。
工場で働くにはクレーンの資格がないと、一人で仕事をする事ができません。
使わない日ないほど毎日使うので、入社してすぐに取らせてもらう資格になります。
下記でも説明していますが、
『玉掛け技能者』という資格をセットで取得しないと荷物を吊り上げる事ができないのが注意したいところ。
資格試験は学科と実技に分かれており、それぞれ合格ラインが定められています。
とはいえ、
安全作業にさえ気をつければ誰でも合格ラインに到達できるので、簡単にゲットする事ができます。
○学科試験
- クレーンの知識
- 原動機・電気配線の知識
- クレーン力学の知識
- 法令
○実技試験
- クレーンの運転
- クレーン操作の合図
試験内容 | 学科・実技試験 |
取得難易度 | ⭐️☆☆☆☆ |
資格の需要 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
玉掛け技能者
玉掛け技能者とは、クレーンで荷物を吊り上げるために必要な資格です。
クレーン運転士とセットで必要になってくるので、合わせて取得することがほとんど。
クレーンの免許だけあっても、荷物を吊り上げる事ができないし、その逆もしかりです。
工場ではクレーンの操作と玉掛け作業をできるだけで、仕事の幅が大きく広がってくるので、必ず取得しておきたい資格ですよ!
僕も、入社して1番最初に取得した資格が、
クレーン運転士と玉掛け技能者でした。
試験内容もいたって簡単!
- 学科講習 ➡︎ 1時間
- 実技講習 ➡︎ 18時間
学科と実技の講習を3日間にわたって講習を受けるだけで誰でも取得することができます。
試験内容 | 学科・実技の3日間の技能講習 |
取得難易度 | ⭐️☆☆☆☆ |
資格の需要 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
フォークリフト運転士
フォークリフト運転士を取得すればフォークリフトを運転する事ができます。
工場で作られた製品を運んだり、トラックに積み込んだりする事ができるので、取得すれば何かと便利な資格です。
特に工場では意外にも免許を持っている人が少ないので、上司から重宝されるので評価が上がることも期待できます。
試験内容は講師の話をしっかりと聞いていれば誰でも合格できるので、難易度は低いですよ!
僕が免許を取った時は、4日間に分かれていました。
- 1日目 ➡︎ 学科講習の後、ペーパーテスト
- 2日目 ➡︎ 実技講習(フォークリフトの操作説明)
- 3日目 ➡︎ 決められたコースをひたすら走行する
- 4日目 ➡︎ 練習後、実技試験
このような構成に分かれていました。
学科講習を受けた当日に学科試験を受けさせてもらえるので、講師の話をしっかりと聞いていれば合格できるような簡単な試験なので安心してください。
実技試験は、自動車学校みたいなコースが作られていて、そのコースをひたすら走行する練習をします。
僕も、フォークリフトに乗ったことのないド素人だったので、なんどもコースアウトしましたが、3日目にはなんとか合格できるレベルになったので一安心でした。
あれから数年経ちましたが、いまでもフォークリフトには毎日乗っているので、取っておいて損はない資格ですよ!
○筆記試験
学科講習の当日に筆記試験
○実技試験
実技講習を3日間受けた後に、決められたコースを走る実技試験
試験内容 | 学科・実技講習の後に試験 |
取得難易度 | ⭐️⭐️☆☆☆ |
資格の需要 | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ |
危険物取扱者
危険物取扱者とは、『甲・乙・丙』の3種類に分かれており、もっとも一般的なのが『危険物取扱者 乙4類』となっています。
この資格を取得することで、工場での灯油・軽油・重油などの引火物の取扱責任者に抜擢されるので、工場の評価を上げる事ができます。
他にも、ガソリンスタンドのスタッフとして働けることや、タンクローリー者の運転手をするためにもこの資格が必要になってくるため、とても人気な資格になっています。
その代わり、取得難易度が高く合格率が低いので充分な対策が必要になってきます。
○筆記試験
法令・基礎化学・性質および火災消化の3つの科目に分かれています。
これら、すべての科目に対して合格点を取らないといけないので取得難易度は高めになっています。
試験内容 | 法令・基礎化学・性質および火災消化の3科目 |
取得難易度 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ (合格率40%) |
資格の需要 | ⭐️⭐️⭐️☆☆ |
アーク溶接
アーク溶接とは2つの金属を鉄の材料を溶かして結合させる事ができる溶接方法です。
特に、鉄鋼関係や自動車関係の工場でよく見かける仕事内容なので、この修了書を持っているだけでアーク溶接ができることを証明する事ができます。
基本的には資格がなくても作業をこなす事ができてしまいますが、とても技術のいる仕事なので、この修了書を持っているだけで、特別な存在になることも可能です。
試験内容も、3日間の実技・筆記講習を受けるだけなので誰でも取得できる事ができるのはありがたいですね。
○筆記講習
11時間の筆記講習
- アーク溶接等に関する知識
- アーク溶接の装置・作業方法
- 溶接関係の法令
○実技講習
10時間の実技講習
試験内容 | アーク溶接の作業や装置に関する講習 |
取得難易度 | ⭐️☆☆☆☆ |
資格の需要 | ⭐️⭐️⭐️☆☆ |
電気工事士
電気工事士とは、住宅・建物・工場・乗り物などの電気配線を設置したり、修理することのできる国家資格になっています。
工場でも様々な電気配線を点検したり、修理する事ができるので、設備関係の仕事をする場合は必ず必要です。
第一種電気工事士と第二種電気工事士に分かれており、第一種電気工事士の方が扱える電圧が高い事が挙げられます。
試験内容はペーパーテストと配線の模擬試験に別れており、実技試験では実際に用意された道具で正しく電気配線を組み付けていく試験になります。
暮らしに必要不可欠な仕事なため、年々需要は高まってきますが、資格取得者が少ないため転職する際にも役立つ資格なので、取っておくと選択肢も広がります。
- 第一種電気工事士 ➡︎ 合格率40%
- 第二種電気工事士 ➡︎ 合格率60%
参考:電気工事士の資格概要と電気工作物の範囲 ・ 一般社団法人
○筆記試験
120分のペーパーテスト
- 電気に関する基礎・配線・配線設計
- 配線図
- 法令関係
○実技試験
40分の電気配線の模擬試験
○試験の合格率
- 第一種電気工事士 ➡︎ 合格率40%
- 第二種電気工事士 ➡︎ 合格率60%
試験内容 | 筆記試験・実技試験 |
取得難易度 | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ |
資格の需要 | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ |
技能検定
技能検定とは、仕事に関する技能を証明する事ができる資格です。
この技能検定というのは様々な資格内容があり、全部で130職種もの試験がります。
合格すると、国・もしくは都道府県から合格証明書が発行されるので、「〇〇技能士」と名乗る事ができます。
- 特級技能士
- 一級技能士
- 二級技能士
この3種類に分類されており、特級・一級は国家資格に認定されています。
○オススメの技能検定
- 機械加工技能士
- 金属プレス加工技能士
- 電子機器組み立て技能士
- 治工具仕上げ技能士
試験内容も筆記試験と実技試験の両方に合格しないといけないので、難易度は高めの難しい試験になっています。
しかし、技能検定の特級と一級を持っているだけで、指導者レベルにも認定されるので技術を証明するための資格になっています。
○受験資格は実務経験が必要!
【特級】1級合格後5年以上
【1級】7年以上
【2級】2年以上
【3級】なし
○試験の合格率 ➡︎ 合格率40%
試験内容 | 筆記試験・実技試験 |
取得難易度 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
資格の需要 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
まとめ
○工場勤務におすすめな資格7戦
- クレーン運転士
- 玉掛け技能者
- フォークリフト運転士
- アーク溶接
- 危険物取扱者
- 電気工事士
- 技能検定
工場では専門的な仕事を行う事が多いです。
その中でも、無資格で仕事をしてもいいものや、必ず資格がいるものもあるので、自身の仕事の幅を深めるには資格試験というのはとても大切な役割をしています。
これまで紹介してきた中で、少しでも気になる資格がある場合は、工場の上司に掛け合って無料でゲットしてしまいましょう!