- ライン工は底辺の仕事なの?
- ライン工をやっているけど将来が不安
- ライン工はなんで底辺と言われるのかな?
工場で働いている作業員の中で一番多い比率なのがライン工です。
そんなライン工で働いている人たちはライン工の仕事を、
『ライン工は底辺の仕事』
こんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。
ライン工の仕事といえど、工場には必要な仕事です。
しかし、なぜライン工の仕事は底辺だと思われ絵しまうのでしょうか。
キレイ事でまとめてしまうと、
『世の中に底辺な仕事なんてない』
ということになりますが、どう思いますか?
この記事では、ライン工の仕事は底辺ではないということをまとめました。
ライン工は底辺労働者なのか?
というのも、ライン工の仕事はとても簡単です。
- 誰でもできる仕事
- 1週間もあれば最低限の仕事をこなすことができる
- 低学歴の社員が集まりやすい傾向にある
このようなことから、ライン工は底辺と思われてしまう傾向にあります。
また、ライン工をやっている本人でさえも、
『こんな底辺な仕事なんて・・・』
と思っている方も多いので、ライン工は底辺の仕事として扱われてしまうのです。
しかし、そんなライン工の仕事でも必要な仕事です。
ライン工の仕事があってこその製造業だと思うので、一概に底辺の仕事だと断定してしまうのは、間違っているということです。
底辺と言われるライン工を10年続けた作業員の今
底辺と言われるライン工を10年続けると、どのような心境になるのか?
僕が働いている工場の社員にインタビューしてみました。
Q. ライン工を10年続けたいま。後悔はありますか?
A. もっとほかの仕事はやってみたいが、自分にはライン工が合っていると思う
Q. ライン工を続けて困ったことはありますか?
A, ほかの仕事に転職しにくい。10年働いたらライン工しかできない
Q. ライン工をやって困ったことは?
A, 将来性が心配です。
僕が聞いた質問に対して、このような回答が帰ってきました。
実際に10年間ライン工を続けたことで、ほかの業種には転職しにくいことがあります。
しかし、ライン工の仕事が自分に合っていれば、これほど楽な仕事はないとも言っていました。
やはり、ライン工の仕事を底辺に感じるかどうかは、ライン工の仕事に合わない人が多いのではないか?
ということが見えてくる内容でした。
ライン工が底辺労働者と言われる経験談
ライン工が底辺だと言われる理由を体験談とともに説明します。
実際にライン工をやっている方は心当たりがあると思います。
しかし、そんなライン工の仕事でも工場では必要な仕事なので、一言に底辺と言えない仕事ではないでしょうか。
ライン工は誰でもできる仕事
ライン工の仕事は誰でもできてしまう仕事内容です。
覚えるのはとても簡単。
初めてライン工を行なった人でも1日もあれば簡単にこなせてしまう仕事ばかりだから。
仕事内容が簡単すぎて、
「ライン工の仕事は誰でもできる仕事」
こんなイメージをもっている人も多いことが事実。
このことから、ライン工は底辺だと思われてしまう仕事です。
将来性が薄く、ロボットに変わる可能性が高い
ライン工の仕事は、将来的にロボットに置き換えられてしまう可能性の高い仕事です。
というのも、僕の工場でもライン工の仕事を減らしてロボットを投入する会社が徐々に増えているので、将来的にライン工の仕事がなくなってしまう可能性が高いということです。
ライン工は感情を失う
ライン工の仕事は同じ作業の繰り返しです。
初めは考えながら仕事を進めていても、少しずつ無意識で仕事を進められるようになってしまうので、他のことを考えていても仕事自体は成立してしまいます。
しかし、1日中同じ仕事ばかり行っていると感情がなくなってしまい、頭がおかしくなってしまいます。
よって、ライン工の仕事は、感情を失ってまでやらなければいけない仕事なので、底辺の仕事と言われてしまうのです。
ライン工の人間関係は独特
ライン工の仕事は、孤独そのものです。
任された工程をひたすらこなしていく仕事なので、ほかの社員と関わることもないので、人間関係を機にすることもなく作業できる点については、メリットに感じる方も多いかもしれません。
しかし、働いている人にとっては孤独を感じやすい仕事なゆえに、『底辺の仕事』と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
- 自分は何のためにこの仕事をやっているのだろう
- こんな仕事だでもできるよね?
このように、孤独に感じてしまうとネガティブな思考に偏ってしまうもの。
ライン工は、孤独との戦いと言われているように、底辺の仕事だと思ってしまいます。
ライン工は気が狂いそうになる
ライン工の仕事は、同じ作業の繰り返しです。
一見、簡単そうに見えるライン工の仕事も、毎日のように、同じ仕事を繰り返していると精神的におかしくなってしまいます。
というのも、男性社員に多いですが、人間の脳は変化のない同じ仕事を繰り返し行うことに
抵抗を感じてしまいます。
何度も何度も同じ仕事を永遠と繰り返さなければいけない現実に嫌目が刺してしまう方も多いのがライン工の仕事です。
底辺と言われるライン工【3つのメリット】
底辺と言われるライン工にもメリットがあります。
実際に働いている方にとっては、このようなメリットがあるので続けられるのではないでしょうか。
実際に働いた経験をもとに、ライン工のメリット3つを紹介します。
考えて仕事することが少ない
ライン工は仕事中は、ほとんど考えることが少ない仕事です。
基本的には、ライン作業で流れてきた製品を組み立てるだけの仕事なので、
何かトラブルがあったときも、無理に対応する必要がありません。
与えられた仕事をひたすらこなすだけなので、一度コツをつかんでしまえば何も考えなくてもいいので、楽といえば楽な仕事です。
プレッシャーやストレスが少ない
仕事に対してのプレッツシャーが少ないのもライン工の特徴です。
1日の大雑把なノルマは決まっていますが、基本的には時間内に終わる仕事ばかりなので、時間に追われることも少ないでしょう。
また、人間関係のストレスも少ないので、営業職に疲れた人が転職してくると、
『こんな楽な仕事はない』
という場面もあります。
底辺と言われる仕事でも、同じ給料をもらえるならば、楽な仕事の方がいいという人も多いです。
簡単で稼げる仕事が多い
ライン工にスキルは必要ありません。
初めてライン工をやる方でも1週間もあれば手順を覚えることができるため、簡単に働くことができます。
また、交代勤務をやっている会社も多いため、夜勤手当や残業代もかさめば、かなりの給料を稼ぐことも可能です。
簡単で、高い給料を稼ぐならライン工はうってつけでしょう。
大手工場のライン工でも底辺に見られてしまうのか?
大手工場で働いているだけで、世間からは底辺に見られることが少ないです。
というのも、工場で働いていない人にとってはライン工の仕事内容まで分かりにくいもの。
働いている本人は底辺だと感じてしまうかもしれませんが、大手工場で働いているというだけで、
『すごい仕事をやっているんだ』
という大手工場バイアスがかかっているもの。
結局は、底辺の仕事かどうかなんて本人しか気にしていないことがほとんどです。
どんな仕事でも、やりがいを持って働いていれば底辺な仕事なんて感じないと思いますし、今の仕事が底辺だと感じるということは、あなた自身の考え方がほとんどだということです。
しかし、大手工場でライン工の仕事をやっているというだけで、やりがいにつながるのであれば、転職も視野に入れて動けばいいのではないでしょうか。
まとめ:ライン工は底辺に感じやすい
ライン工は底辺を感じやすい仕事です。
しかし、ライン工の仕事といえど、工場には必要な仕事なので、僕自身は底辺だなんて1度も感じたことはありません。
ではなぜライン工は底辺と思われてしまうのでしょうか。
それは、働いているあなた自身がライン工の仕事に合わないだけ。
世の中には様々な仕事がありますが、働いている人が満足して働いて入れば底辺の仕事ではなくなるわけです。
合わない仕事をやり続けてメンタルを追い込まれるよりも、別の仕事にチャレンジすることで底辺だなんて感じることはないのではないでしょうか。
結論:ライン工は底辺労働者扱いされやすい仕事